アプリ開発会社を設立する場合は、登記だけでなく、ソースコードやデザインの権利、利用規約、プライバシーポリシー、アプリストアの登録、課金の仕組みを整える必要があります。外注や共同開発がある場合は、権利関係が特に重要です。この記事では、アプリ開発会社の設立前に確認したいポイントを整理します。

事業目的を決める

アプリ開発会社では、ソフトウェア開発、アプリ運営、システム受託、広告事業、デジタルコンテンツ販売などを行うことがあります。実際の事業内容に合わせて目的を整理します。

受託開発が中心なのか、自社アプリ運営が中心なのかで契約や会計も変わります。将来SaaSやサブスクリプションを行う予定があるなら、目的に含めるか確認します。

権利関係を確認する

アプリ開発では、ソースコード、デザイン、ロゴ、音源、画像、文章、データベースなどの権利が関係します。誰が作り、誰が権利を持つかを明確にします。

外注先や共同創業者が開発したコードを会社で使う場合は、権利譲渡や利用許諾を契約で確認します。オープンソースソフトウェアを使う場合は、ライセンス条件も確認します。

利用規約を整える

自社アプリを提供する場合は、利用規約を整えます。利用条件、禁止事項、課金、解約、責任範囲、アカウント停止、知的財産の扱いを明確にします。

未成年利用、ユーザー投稿、マッチング、決済、位置情報などが関係するアプリでは、確認事項が増えます。必要に応じて弁護士に相談します。

個人情報を確認する

アプリで個人情報や端末情報を扱う場合は、プライバシーポリシーを整えます。取得する情報、利用目的、第三者提供、外部SDKの利用を確認します。

アクセス解析、広告SDK、プッシュ通知、位置情報、決済情報などは、利用者への説明が必要になることがあります。個人情報保護委員会のガイドラインやストアのルールを確認します。

収益化と会計を準備する

アプリの収益化には、アプリ内課金、広告、サブスクリプション、受託開発、保守費用などがあります。収益モデルごとに会計処理が変わります。

アプリストアの手数料、海外売上、消費税、インボイス、入金サイクルを確認します。税理士に相談しながら、会計ソフトで管理できる形を整えます。

設立前チェック

アプリ開発会社では、技術よりも契約と権利管理が後から問題になりやすい部分です。設立前に整理します。

確認項目見るポイント
目的受託、自社アプリ、SaaS
権利コード、デザイン、ロゴ
規約利用条件、課金、解約
個人情報SDK、位置情報、通知
会計手数料、海外売上、消費税