会社を設立して役員報酬や従業員給与を支払うと、年末調整が関係する場合があります。年末調整は年末に急に始めるものではなく、扶養控除等申告書や源泉徴収、給与記録を日々整えておく必要があります。この記事では、新設法人が年末調整で確認したい基本を整理します。

年末調整とは

国税庁は、年末調整について、給与の支払者がその年最後に給与を支払う際に所得税と復興特別所得税の過不足を精算する手続きとして案内しています。給与を支払う会社にとって重要な年末業務です。

役員報酬だけの会社でも、給与として支払っている場合は確認が必要です。年末調整の対象者や例外は状況によって変わるため、国税庁の最新情報を確認します。

扶養控除等申告書を集める

年末調整では、給与所得者の扶養控除等申告書などの書類が関係します。従業員がいる場合は、入社時や年末に必要書類を集める運用を決めます。

扶養親族、配偶者、保険料控除、住宅ローン控除など、従業員ごとに確認事項が異なります。個人情報を扱うため、保管方法や閲覧権限にも注意します。

源泉徴収票を作成する

給与の支払者は、源泉徴収票の作成や提出が関係します。国税庁は、給与所得の源泉徴収票の提出範囲や提出枚数について案内しています。

源泉徴収票には、給与額、源泉徴収税額、控除情報などを記載します。従業員への交付、税務署への提出、給与支払報告書との関係を確認します。給与ソフトを使う場合は、年末調整機能や電子申告対応を見ます。

給与支払報告書を確認する

年末調整後には、市区町村へ給与支払報告書を提出する手続きも関係します。提出先や期限は自治体情報を確認します。

住民税の特別徴収にもつながるため、従業員の住所や入退社情報を正確に管理します。自治体ごとに電子提出や様式の案内があるため、年末前に準備します。

外部依頼を検討する

年末調整は、税務と給与計算の知識が必要です。新設法人で不慣れな場合は、税理士や給与計算サービスに依頼する選択肢があります。

従業員が少ないうちは自社で対応できる場合もありますが、扶養、保険料控除、入退社、複数給与があると複雑になります。ミスを防ぐため、早めに相談先を決めます。

年末前チェック

年末調整は年末だけの作業ではありません。給与支払開始時から準備します。

確認項目見るポイント
給与記録月ごとの支給額と源泉徴収
申告書扶養控除、保険料控除など
源泉徴収票作成、交付、提出
給与支払報告書市区町村への提出
相談先税理士、給与計算サービス