インフルエンサー事務所を法人化する場合、広告案件の獲得だけでなく、所属契約、報酬分配、投稿権利、肖像・氏名の利用、広告表示、炎上対応を整理する必要があります。個人の発信力を会社が扱う事業では、権利と責任範囲を曖昧にしないことが重要です。この記事では、インフルエンサー事務所の会社設立前に確認したい事項をまとめます。

所属契約を整理する

まず、インフルエンサーが所属するのか、業務委託で案件ごとに関わるのかを決めます。

専属・非専属、契約期間、報酬分配、案件承諾、競業、秘密保持、退所時の扱いを確認します。未成年が関わる場合は、親権者同意や報酬管理も慎重に見ます。

広告案件の責任範囲を見る

広告主との契約では、投稿内容、掲載期間、修正、削除、二次利用、成果報告、違約金を確認します。

ステルスマーケティング規制や景品表示法に関係する広告表示は、広告主任せにせず事務所側でも確認します。医療、美容、健康食品、金融などは、個別規制の確認も必要です。

権利とアカウントを管理する

投稿写真、動画、文章、音源、アカウント名、肖像、氏名、ロゴの利用範囲を契約で決めます。

事務所が撮影・編集した素材を誰が使えるのか、退所後に使えるのか、広告主が二次利用できるのかを明確にします。SNSアカウントのログイン権限や削除権限も管理します。

炎上・トラブル対応を準備する

発信事業では、投稿ミス、権利侵害、誹謗中傷、情報漏えい、契約違反が起きる可能性があります。

事前承認フロー、投稿チェック、緊急連絡、謝罪・削除対応、保険、弁護士相談の窓口を決めます。個人情報や案件情報の管理も整えます。

設立前チェック

インフルエンサー事務所は、広告表示と権利管理を契約で固めます。

確認項目見るポイント
所属専属、業務委託、退所
広告表示、投稿条件、成果報告
権利肖像、氏名、投稿、二次利用
管理アカウント、承認、炎上対応
相談先弁護士、税理士、司法書士