ドロップシッピング事業では、在庫を持たない場合でも、販売者として顧客対応や表示責任を負う場面があります。仕入先、配送業者、ECモール、顧客の間に立つため、契約、返品、配送遅延、商品不良、個人情報の扱いを設立前に整理することが重要です。この記事では、ドロップシッピング事業の会社設立で確認したい事項をまとめます。
販売者の立場を確認する
まず、自社が販売者なのか、紹介者なのか、代理店なのかを確認します。
顧客から見た販売主体が自社であれば、商品説明、価格表示、返品・交換、問い合わせ対応の責任を負うことがあります。仕入先の規約だけでなく、自社の販売条件を整えます。
仕入先契約を確認する
ドロップシッピングでは、仕入先との契約が事業の土台です。
在庫連携、発送期限、欠品時対応、商品不良、返品受付、顧客情報の共有、禁止販売先、画像利用、価格変更、契約解除を確認します。海外仕入れの場合は輸入規制や関税も確認します。
表示と返品対応を整える
EC販売では、特定商取引法に基づく表示や返品条件の明示が重要です。
配送遅延、注文キャンセル、初期不良、交換、返金のルールを決めます。商品説明が仕入先任せの場合でも、誤表示や古い情報を掲載しないよう管理します。
個人情報と顧客対応を見る
注文処理では、顧客の氏名、住所、電話番号、メールアドレスを仕入先や配送業者と共有することがあります。
プライバシーポリシー、委託先管理、漏えい時対応、問い合わせ履歴、クレーム対応を確認します。個人情報保護委員会のガイドラインを確認し、共有範囲を契約に入れます。
設立前チェック
ドロップシッピングは、在庫を持たない分、契約と表示管理が重要です。
| 確認項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 立場 | 販売者、紹介者、代理店 |
| 契約 | 仕入先、画像利用、欠品 |
| 表示 | 特商法、返品、配送時期 |
| 顧客 | 個人情報、問い合わせ、クレーム |
| 会計 | 売上、仕入、手数料、消費税 |
