会社設立では、決めること、作る書類、提出する届出が多くあります。全体をチェックリスト化しておくと、登記前後の抜けを減らせます。この記事では、株式会社の発起設立を中心に、会社設立で確認したい項目を整理します。
登記前に決めること
まずは会社の基本事項を決めます。ここで決めた内容が定款や登記申請書に反映されます。
- [ ] 商号を決める
- [ ] 本店所在地を決める
- [ ] 事業目的を決める
- [ ] 資本金を決める
- [ ] 発起人と役員を決める
- [ ] 事業年度を決める
- [ ] 許認可の要否を確認する
定款まわりの確認
基本事項が決まったら、定款を作成します。株式会社では公証人の認証が関係します。
- [ ] 定款の記載事項を確認する
- [ ] 事業目的が許認可に合うか確認する
- [ ] 電子定款にするか紙の定款にするか決める
- [ ] 株式会社では定款認証の手続きを確認する
- [ ] 定款認証にかかる費用を確認する
登記申請前の確認
登記申請前には、資本金の払込みと添付書類を整えます。書類不足があると補正や再確認が必要になります。
- [ ] 資本金を払い込む
- [ ] 払込みを証する書面を準備する
- [ ] 設立登記申請書を作成する
- [ ] 就任承諾書を準備する
- [ ] 印鑑証明書や本人確認証明書を確認する
- [ ] 印鑑届書を確認する
- [ ] 登録免許税を確認する
登記後の届出
登記が完了したら、税務署や自治体、年金事務所などへの届出を確認します。国税庁は、法人設立届出書について設立登記の日以後2か月以内の提出を案内しています。
- [ ] 法人設立届出書を確認する
- [ ] 青色申告承認申請書を確認する
- [ ] 給与支払事務所等の開設届出を確認する
- [ ] 都道府県と市区町村への届出を確認する
- [ ] 健康保険・厚生年金保険を確認する
- [ ] 従業員を雇う場合は労働保険・雇用保険を確認する
事業開始の準備
届出と並行して、実際に事業を動かす準備を進めます。登記だけでなく、運用開始まで整えることが大切です。
- [ ] 法人口座の開設準備をする
- [ ] 会計ソフトを準備する
- [ ] 請求書や契約書のひな形を整える
- [ ] 役員報酬を検討する
- [ ] インボイス登録の要否を確認する
- [ ] 創業融資や補助金の確認をする
専門家に相談する場面
チェックリストで整理しても、個別判断が必要な場面はあります。迷う部分は早めに相談します。
許認可が関係する事業、共同創業、現物出資、特殊な役員構成、資金調達、税務や社会保険の判断がある場合は、司法書士、税理士、社会保険労務士、行政書士などに相談します。相談先は業務範囲に応じて選びます。
