--- title: "リサイクル事業の会社設立:古物商・廃棄物許可の確認" description: "リサイクル事業で会社設立する人向けに、古物商許可、産業廃棄物・一般廃棄物の許可、買取販売、不要品回収、保管場所、広告表示、自治体確認の実務ポイントを整理します。" date: 2026-05-29 category: 手続き tags: [リサイクル, 古物商, 廃棄物] related_links: [guide, support] draft: false --- リサイクル事業を法人で始める場合は、会社設立登記とは別に、古物営業、廃棄物処理、自治体の回収ルールを確認する必要があります。警察庁は古物営業・質屋営業について案内しており、環境省は産業廃棄物処理業の許可等に関する情報を公表しています。この記事では、2026年5月時点の公式情報を前提に、リサイクル事業で会社設立する前の確認事項を整理します。 ## 中古品売買と廃棄物処理を分ける リサイクル事業では、買い取って売るのか、不要品を回収して処理するのかで制度が変わります。 中古品を仕入れて販売する場合は古物商許可が問題になります。一方、不要品回収、産業廃棄物の収集運搬、一般廃棄物の処理、解体や撤去を伴う業務では、廃棄物処理法や自治体許可の確認が必要です。事業名がリサイクルでも、実態で判断します。 ## 古物商許可を確認する 中古品を扱う会社では、古物商許可を設立前から予定しておきます。 法人で申請する場合は、会社の目的、役員、営業所、管理者、Web販売の表示などを確認します。店舗買取、出張買取、EC販売、オークション出品、ブランド品・家電・自動車部品など、扱う品目に応じた本人確認や帳簿管理を整えます。 ## 回収と保管場所を確認する 不要品回収や資源回収を行う場合は、回収対象と排出者を正確に区分します。 家庭から出る一般廃棄物、事業者から出る産業廃棄物、有価物として買い取る資源物では、必要な許可や契約が異なります。保管場所、車両、積替え保管、処分委託先、マニフェスト、自治体条例を、営業開始前に確認します。 ## 広告と契約を整える リサイクル事業では、広告表示と契約書の作り方がトラブル予防になります。 無料回収、買取保証、高額査定、処分費込みなどの表示は、実際の料金体系と一致させます。出張買取や訪問販売の要素がある場合は、特定商取引法や消費者対応も確認し、見積書、買取明細、処分委託契約を整えます。 ## 専門家に相談する場面 リサイクル事業では、警察、自治体、登記、契約、税務を分けて相談します。 会社設立登記は司法書士、古物商や廃棄物関係の許可は行政書士、税務・会計は税理士、回収契約や消費者トラブルは弁護士に相談する場面があります。古物と廃棄物の境界は自己判断せず、営業地域の警察署や自治体に確認します。 ## 設立前チェック リサイクル事業は、扱う物と回収方法を先に分けると許可要否を整理しやすくなります。 | 確認項目 | 見るポイント | |---|---| | 業務 | 買取、販売、回収、処分 | | 許可 | 古物商、産廃、一般廃棄物 | | 場所 | 営業所、保管場所、車両 | | 契約 | 買取明細、処分委託、広告表示 | | 相談先 | 警察署、自治体、行政書士、司法書士 |